以上までに、アウトドア料理をする際の服装、調理に必要な料理用品、食材の下準備といったことについて述べてきましたが、これらを参考にして準備をし、あとはレシピを決めて材料を調達していただければ、とりわけ問題なくアウトドア料理を作ることができると思います。是非参考にしてみてください。
最後にもう一つ大切なことを述べておきます。それは、アウトドアで料理をする際のマナーについてです。屋外で料理をするということは、料理に必要な料理用品や食材を自然の中に持ち込むと同時に、汚れやゴミを持ち込むということになります。このゴミを自然の中に持ち込み放置してしまうと、自然界のリズムを乱し環境破壊につながってしまいます。例えば、ビニールやプラスティックなどは自然分解されないために留まり続けます。そして、動物がそれを食して消化できずに病を発症し死んでしまうといったこともあります。また、食材の残りを放置しておけば、熊や猿などの動物がそれを求めて山奥から降りてくるようになり、それまで人にとって安全だった場所が危険な場所になってしまうこともあります。汚れを流し清流を汚すということは、下流にある自分たちの住む土地を汚すことにもなりますし、それが度重なれば川を生物が生息できない程に汚染してしまうことにも繋がります。自分一人だから大丈夫、こんなことを多くの人が考えるようになればあっという間に美しい自然はなくなってしまいます。自然界で一度失われたものは、取り返すことは極めて困難なことであり、場合によっては再生不可能となります。何よりお願いしたいことは、自分で持ち込んだゴミは自分自身で持ち帰ってください。自然とともに遊ぶことは、自然を通して輪廻を学ぶ最良の機会です。〝料理上手は片付け上手〟本来の意味とは少し違いますが、マナーを守れる真のアウトドア料理の達人を目指してみてください。
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