食材について

「食材は新鮮が一番、出発に合わせて調達!!」というのをよく聞きますが、これでは目的地に着いてから食事をとるまでに非常に長い時間を調理に費やさなくてはならなくなってしまいます。本格的なアウトドア料理を作ることが目的であれば、どんなに調理に時間を要したとしてもとても充実した時間を過ごすことができるでしょう。しかし、現地に着いてから観光やフィッシング、トレッキングなどのレジャー計画を立てている場合には、料理の下準備にそこまで時間をかけているわけにはいきません。現地に着いて一から夕食の準備をするのでは、ご家族や友人は食事をとるまで長時間待たなくてはなりません。ましてや、小さなお子さんをお連れの方は手早く準備を済ませてしまいたいところでしょう。
アウトドア料理は家庭での料理に比べ、時間、場所、食材の制限が多く、高原や山奥ともなると「食材が足らなくなったから、ちょっとそこまで買出しに」というわけにはいきません。逆に食材が多すぎてしまっても、保存が難しく荷物になってしまいます。アウトドア料理の大きなポイントは、事前の下準備にあります。ここでは、基本的な食材の下準備について触れておきますのでご参考にしてみてください。

<食材の下準備>
~米類~ 米の保存に関しては、気温10~15度で高温・湿気・直射日光を避けることが良いとされています。現地で米を炊く場合には、とりわけ下準備はいりませんが保管時の温度には十分気をつけてください。また、現地で米を研いてから炊くのが大変だと思われる方は、炊飯したご飯を予め冷凍し持っていくと便利です。ご飯の冷凍方法は、炊飯後のご飯をなるべく空気に触れさせないよう手早くラッピングし、熱いうちに冷凍します。この時にご飯を煎餅のように平たくしておくと手早く冷凍することができます。冷凍ご飯といえども、熱いうちに冷凍したご飯は、過熱・解凍した後で炊き立てと同等の美味しさを味わえます。ラッピングしたご飯を、ファスナーつきのフリージングパックに入れておくと持ち運びに便利でしょう。凍らせたご飯は、保冷剤とともにクーラーボックスに入れて持っていきます。この冷凍ご飯は、焼く、炒める、煮るなどして食べることをおすすめします。

~肉類~
肉類については、その種類によってことなりますが、理想的な保存温度は0℃~2℃程度といわれており、保存はかなり低温にしておく必要があります。また、肉類は牛肉、豚肉、鶏肉の順に水分が多くなり、物持ちしにくくなるということも知っておいてください。下準備のコツですが、肉類はソースやタレがしみ込みにくい為、あらかじめ下味をつけておくと便利です。下味は、基本的には塩・胡椒で、またレシピにもよりますが、漬け汁をつくりつけておくと良いでしょう。
アウトドア料理で使用する肉類は、運搬時の温度管理が難しいため予め冷凍しておいた方が良いでしょう。肉類を冷凍するときには、一人前もしくは使用する分量毎にラップでピッチリと包み、さらにそれをファスナーつきのフリージングパックに入れて冷凍しておくと使用時に手軽に調理できます。特にひき肉の場合は保存がほとんど利きませんので、小口に分け冷凍しておくことをおすすめします。運搬の際には保管温度を低く保てるよう、保冷剤とともにクーラーボックスに入れて運びましょう。また、一般の店頭で販売されているものは、一度冷凍したものを解凍し販売したものが多く、再冷凍すると味が落ちるため、予め冷凍されているものを購入し小口に分けておくのも良いでしょう。調理する際には自然解凍してからが望ましいですが、そのまま火にかけてもとりわけ問題ありません。凍ったまま調理する際には、水分を含んでいますので飛び散りにご注意ください。

~野菜類~
野菜類に関しては、現地で調理する際にあらかじめカットしておいたものを持っていくと便利でしょう。
市販されているカット野菜は真空パックされているものもあり持ち運びに便利です。カットした野菜は、なるべく種類ごとに小口に分けておきましょう。調理するときに、ニンジンなどの火の通りにくいものを先に調理することができるようにするためです。カットした野菜はジッパー付きの袋などに入れておくと良いでしょう。カット前の野菜は種類によって保冷が必要なものと、常温保存が良いものとで分かれますが、カットした野菜は基本的に温度を低く保っておくことをおすすめします。
また、野菜をカットせずに持っていく場合は、野菜専用の保存袋が市販されていますので、それを利用すると野菜が呼吸する際に発生するエチレンガスを吸収し臭いや老化を防止することができます。
レタスやキャベツなどの葉ものは、加工する際に包丁を使わず手で千切ると金物の臭いが移らず美味しく食べたれます。




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