飯盒炊飯

皆さんは飯盒でご飯を炊いたことはありますか?小中学校の林間学校やキャンプファイヤーなどで体験した人も多いはずです。 飯盒で炊いたご飯は、うまくいくと野外の雰囲気とあいまって格別のおいしさです。 炊飯の手間を減らすために冷凍したご飯や、レトルトのご飯を利用してもまったく問題はありませんが、 炊き上がりのご飯をお望みであれば是非こちらをご参考にしてみてください。 せっかくのアウトドア料理、炊き立ての美味しいご飯でお腹の満足度をUPしましょう!

1. お米と水の量について

皆さんは、飯盒の外蓋と中蓋が計量器具として利用できることをご存知でしょうか?家で予め計量してきても、いざ調理という場面で忘れてしまった・・・なんてケースも結構あったりします。そんな時、役に立つのがこの計量方法で、十分お米の量を計ることができます。
  • 外蓋1杯=3合
  • 中蓋1杯=2合
また、水の量はお米1合に対し1.2~1.3倍が適量と言われています。 例えば、お米2合を炊く場合、1合が180ccですからその1.2倍の216cc(1カップ+α)が適量ということになります。しかし、厳密にこの水の量を計量するのは少々面倒です。そこで、飯盒の内側に引いてある目盛り線を利用しましょう。目盛り線は上下2本あり、下の線がお米2合の水量、上の線がお米4合の水量設定となっています。水の量は気持ち多めに入れたほうが炊き上がりがふっくらとなり美味しくなります。

2. お米の研ぎ方について

お米を研ぐのは、表面に付着しているヌカの粉や胚芽などを取り除く為であり、 お米同士をこすり合わせるイメージで握り洗いをしましょう。 また、乾燥状態にあったお米は水分を急速に吸収しますので、研ぎ汁はすばやく捨てます。 水の交換は5~6回程度を目安にすればよいでしょう。

3. お米の浸け置きについて

研ぎ終わったお米は、炊飯用の水を入れ30分~40分程度浸け置きしておきます。 これは、乾燥しているお米の内部に水分をしみこませる為で、この処置をしておくと芯のないふっくらしたご飯に仕上がります。

4. 炊飯時の火加減について

浸け置きが終わったら、いよいよ炊飯となります。 ここで重要なポイントとなるのは、火加減です。 通常、飯盒でご飯を炊く場合には、強火→中火→弱火の順で火加減を調整するのが一般的です。 しかし、火加減の調節の難しさはその強さをどこで見分ければよいのか分からないということです。 強火 : 焚き火の炎が飯盒の側面にまで達する強さ 中火 : 飯盒の底に触れる程度の火の強さ 弱火 : 飯盒には炎が届かない、置き火程度の強さ 以上を参考にしてみてください。

5. 炊飯時間

炊飯時間は焚き火の火力によって大きく左右されますが、実際の飯盒の状態を見ながら判断しましょう。 その目安は次のとおりです。 強火 : 10分程度で飯盒の中の水を沸騰させます。落ちている枝や箸を飯盒の上蓋に置き、カタカタとゆれていれば沸騰しているサインです。 中火 : 飯盒内部の水が沸騰したら、その沸騰状態を5分程度維持します。 弱火 : 飯盒の中の水分がなくなり、水蒸気が出てきます。この状態でもう5分程度置きましょう。 蒸らし : 加熱が終了したら、飯盒をさかさまにして10分程度蒸らします。これによりご飯の水っぽさが取れふっくらした仕上がりになります。

6. ポイント

  1. 炊飯時に飯盒の蓋に置き石をすると圧力が増しよりふっくらしたご飯ができます。
  2. 飯盒の中蓋は基本的には外した状態で使用して問題ないでしょう。しかし、標高の高い土地で調理をする場合には中蓋を入れ、中蓋と外蓋に置き石をして圧力をかけるとよいでしょう。
  3. 調理中の飯盒から漂ってくる匂いも状況判断の重要なポイントとなります。焦げ臭くならないよう十分に注意しましょう。
  4. 飯盒での炊飯には”軟水”が良く合い、ご飯の仕上がりがよりふっくらしたものになります。
  5. 革手袋等を使用し、火傷をしないよう十分に注意しましょう。
  6. もしご飯が硬くなってしまったら、日本酒を少量加えもう短時間加熱すると柔らかくなります。


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